間質性肺炎とは

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間質性肺炎とは一体どんな病気でしょうか。

症状としては、坂道の歩行、階段の昇り降り、入浴、排便などの際に息苦しさを感じ、痰を伴わない空咳が出るようになります。長年かけて徐々に進行してくるものなので気づいた時には病状が進んでいることが多いようです。またかぜ症状などで急激に症状を現れてくることもあります。肺の奥にある肺胞という部分の壁がさまざまな原因で線維化を起こし、肺の大事な働きである、ガス交換(血管内へ酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する)がうまくできなくなる病状です。

間質性肺炎の原因は、関節リウマチなど自己免疫疾患、粉塵・かび・ペットの毛・羽毛などを長期間吸入したり、漢方薬、サプリメントなどが原因とされていますが、中には全く原因を特定できないものもあります。

これらの進行を防ぐには、禁煙とともに睡眠不足、過労などの体への負担を減らすことが重要です。また急激な体重増加を防ぎ適正体重を保つことも大切と言われています。かぜなども引かないように予防することも大事です。

この疾患は進行性でよく効く治療法がまだないこともありますので、ならないようにするためにも皆さま方はタバコなどを止めて規則正しい生活を送っていただくことが重要ですね。